生活習慣病
高血圧
高血圧は動脈硬化を促進し、脳卒中や心疾患、あるいは慢性腎臓病などの重大な病気につながります。血圧が高くても特に自覚症状を認める事は少ないため、無症状のまま動脈硬化が進行する事が多くサイレントキラーとも呼ばれています。高血圧の治療は学会の定めたガイドラインに基づいて行われます。降圧薬による治療と共に減塩等の生活習慣の改善も治療には重要です。
痛風(高尿酸血症)
腎臓から尿酸を排出する機能が低下したり、暴飲・暴食、肥満は高尿酸血症の原因となります。降圧利尿剤などの薬物も原因になることがあります。血液中の尿酸値が上昇(高尿酸血症)し飽和溶解度を超えると、関節内に尿酸塩結晶が生じます。この結晶を白血球が処理する際、痛風発作(急性関節炎)が発症します。高尿酸血症状態が続くと尿酸結石が腎臓に生じ、腎機能が悪化して腎不全となります。
痛風(高尿酸血症)の治療は尿酸を低下させる薬剤の内服が主に用いられますが、薬物療法だけではなく生活習慣の改善も重要です。